芦原空手は、これまでの軽業的なテクニックや薄っぺらな破壊力を強調したような空手とは異なり、相手に打たれることなくより有利にかつ安全に相手を制圧できる空手を目指しています。

また、これまで見落とされがちであった「練習を楽しく傷つかないで自分自身のテクニックを伸ばすことができる」ことを重視しています。弱い者を攻撃する強い者ではイジメと同じです。真の意味での強い者は、弱い者を自分と同じ強さのレベルまで引き上げることができ、更に自分より強い者たちと共に稽古を行い、自分自身のテクニックをより進歩させる者だと言えます。

空手を習う場合、年齢や肉体的強さなどの条件によって様々な方法があるはずです。初心者なら、空手の専門家のために計画されたハードな稽古を行う必要はありません。全ての人が空手のプロになるわけではないのです。常に柔軟な発想の基に進めて行く必要があります。

「楽しくなければ上達しないし続かない」先代芦原館長の言葉です。

空手を志した方は皆、「もっと上手くなりたい、もっと強くなりたい」と思うはずです。その思いを持続してゆくには稽古を楽しめるようになることです。壁に突き当たっても、その壁を乗り越えて上達していく喜びは何事にも代え難いものがあります。

現状に満足せず、常により高いレベルの空手を追及して行くことを考えています。